2009年10月20日

COURRiER Japon (クーリエ ジャポン)2009年11月号



COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2009年 11月号を読んだ。
相変わらず、飛ばすページが無いほどに充実した内容。
レビューを書くにあたって、自分の中で内容を咀嚼してアウトプットするまでに時間がかかってしまった。



今回の特集は、坂本龍一責任編集の森と地球の未来
●坂本龍一責任編集 〜森と地球の未来〜 サステナブルな文明へ
そろそろ人類も新しい段階に移行してもいいのでは?
・気候変動シミュレーション「地球の気温が4℃上がったら・・・」
・地球にも難民にも優しいエコ・ツール「太陽熱コンロ」
・すでに20億人が定員オーバー!?人口増こそ最大の環境問題だ
・肉1Kgで自動車は250Km走れる!?地球の未来は“草食系”が救う
・エコ・フードのカリスマがランチを作りにやってきた!
・経済と環境の両立を目指して・・・“地球の肺”アマゾンを守れ!
・食用の密猟が後を絶たない・・・ゴリラを救う最後のチャンス

●海外メディアの期待度 世界が採点する“HATOYAMA”
・鳩山内閣の顔ぶれを見る限り日本経済が後退することは間違いない
・警戒すべきは日本の伝統回帰だ「日米同盟」は安泰ではないだろう
・理想と現実のギャップはあっても“アジア版EU”構想に期待したい

●世界が見たNIPPON
・芸大卒・女性アーティストの「ホームレス」という生き方
・話題の映画「ザ・コーヴ」の公開で、いま日本のイルカ漁に批判続出!

●80后 80年以降に生まれた一人っ子世代の“革命”

●世界最強の投資銀行 ゴールドマン・サックスの「闇」
・GSに向けられた「疑惑」と「怒り」
・情報操作で巧みに儲けるゴールドマンの“錬金術”とは?

●NEW FORMAT クーリエでしか読めない世界各国のストーリー
・ 心の幸福を求めるブータンで自殺者が増加する理由とは・・・
・ イランの民兵組織「バシジ」で活動する若者の素顔
・ 意外に力強い回復を見せるユーロ経済の強さと課題
・ ギニアで大人気のテレビ番組!カマラ大尉、恐怖のインタビュー
・ 合成ドラッグの人気上昇でカナダが新たな「薬物王国」に

and more・・・


特に印象に残った記事を紹介していきたい。

地球にも難民にも優しいエコ・ツール「太陽コンロ」
自分もネパールには昔行った事があるが、チベット難民くらいしか会ったことはなかった。
まさか、ネパール国内にいるネパール人の難民という事にまずは驚かされた。
しかし、太陽熱で料理ができるとはまた驚きだ。
しかも、そのお陰で燃料を使わずに済み、二酸化炭素をまったく排出しない。
さらに、人々は料理のために薪を拾い続ける労力も使う必要がない。
金銭的支援よりも、人的支援よりも、アイディアによる支援というのは素晴らしいもので意味があると言う事を如実に伝える好例である。
当然、人も金も支援には必要。しかし、まず先立つアイディアがあって初めて意味があるものになるはずだ。

エコ・フードのカリスマがランチを作りにやってきた
実はこの記事が今回の特集にどうつながるかがまったくわからなかった。
坂本氏の説明の中でニューヨークのレストランでボトルの水でなく、水道水を頼むトレンドを作ったのがこの彼女である、という以外には環境とどう絡むのかが記事からは読み取れなかった。
記事自体は興味深いものだし、共感するところもあるのだが。。。
オーガニック料理、スローフード、地産地消が地球環境と繋がっているのであれば、その説明があればまた違った感想をもてたのかもしれない。



誌面全体を俯瞰して見た時にふと気がついた事がある。
環境問題を語る時、「このままだと後●年後には〜になっている」という話が多いわけだが、ここで危機感を煽ることが最善の結果を生む事はないだろうと最近は考えてる。
あまりにもこれまで根拠のない話、多くの異なる推測を聞きすぎてしまっているような気がする。
様々な角度から様々な推測や予測が出ているわけだが、あまりにも情報が蔓延しぎていて、もし真実が語られたとしても誰も信じられないんじゃないだろうか?
今の課題は、今のままの状況を続ける限りは、未来には森も人も生きていけないという漠然とした認識を共有し、環境のために犠牲するものを再認識する事なんではないだろうかと感じた。

これは、アマゾンの抱える問題がまさに象徴している
経済と環境の両立を目指して… "地球の肺" アマゾンを守れ!の記事にある経済と環境の問題。
地球規模で言えば、アマゾンの抱える問題が最上なんだろうが、個別に抱える問題も同じで、何を犠牲にするかの選択なんだろうというのが今回のテーマなんだろうと勝手に解釈した。
そういう意味では、エコフードの記事で触れたボトルの水の話だってそうだ。
ボルヴィックを飲んで、アフリカに綺麗な水を提供するのか、それともボトル水を買わずに環境に寄与するのか。

環境と経済はトレードオフの関係にあると思う。
環境ビジネスみたいなものも最近はあるらしいが、それでどこかが経済的ダメージを周りまわって受けているはずだ。

環境問題というは、常にそういう天秤にかけ続けなければないらないものなのだろう。
今月号のクーリエは、ただ関心するだけでなく、答えのでない事を考え続けさせられる、そんな一冊だ。
まだまだ、書ききれない事があるのだが、別の機会に書こうと思う。
ゴリラ、イルカの話は非常に書きたい気持ちがあるのだが、まだこれも頭の中で整理しきれていない。


今回もレビュープラスさんから献本頂きました。
ありがとうございます。



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posted by 岩司 at 12:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 【雑誌】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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